【R4年版】複外診(同日、複数科受診時の外来診療料)の算定とレセプト記入

再診料

複外診とは?

複外診とは、同日に複数の科を受診したときに2つ目の科で算定できる項目です。

たとえば、内科の後に、眼科を受診したような場合です。

表から分かるように、複外診には、6歳未満の加算や、時間外等の加算はありません。

算定のポイント

200床以上の病院で算定できる

200床以上の病院において、同日に複数の科を受診した場合に算定できます。

200床未満、診療所については、複再になります。

医療機関を出ずに2つ目の科を受診したとき

複外診が算定できるのは、医療機関を出ずにそのまま次の科を再診で受診した場合です。

いったん医療機関を出てしまうと、再診(外来診療料)扱いとなってしまいます。

また、2つ目の科が初めてであれば、複初が算定できます。

2つ目の科のみ算定できる

複外診が算定できるのは、2つ目の科のみです。

3つ目以降は、複外診は算定できません。

カルテ例

200床以上、6月のカルテ例でみてみましょう。

右膝関節捻挫で、整形外科を受診していますが、開始は5月なので再診です。

6月10日 整形外科(外来診療料) → 74点

そのまま、気管支喘息で内科も受診しています。開始は2月なので再診です。

6月10日 内科(複外診) → 37点

レセプト記入

コード番号12の欄に記入していきます。

点数欄の回数は、外来診療料と複外診の2回です。左は空欄とし合計点数を記入します。

摘要欄には、略号のあとに2つ目の科を記入します。

まとめ

複外診は、200床以上の医療機関の再診時に複数の科を再診で受診したときに算定できる項目です。

複外診に加算は一切できません。

また、医療機関を出たかどうかはカルテの書かれ方によって変わりますが、2つ目の科に日付がない場合は、複数科を受診したと判断できます。

同日再診と間違えやすいので気を付けましょう。

他にも200床未満では、複再もありますのでこちらも確認してみてください。

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